今回の嫁の維持療法は、初日の点滴中に胃痙攣を起こして隣の病院に救急搬送になるなど、体調と副作用のバランスが最悪。一気に競技に対して背中が向くが、とりあえず出ないことには引退選手。じゃあ引退してないのかって言われたら、本当にね…どうなのね…。
会場に向かう車の中、以前であればMETAL魂に身を焦がし頭振りながら向かっていたが、気付けばナウシカのサントラを聞いて遠くを見ている自分。よく言えば、むちゃリラックス。悪く言えば、身内の練習会に行く程度の屁たれぐあい。
こーーすは、雨予報が微妙だったために、覚えやすく短く開けどころ多く、開けられない意地悪なところも多い……って、フルコースか。モタードに不利と言う感じではないが、600SSが上がってきそうな。
1ヒート、ドライ。
ウォームアップは温度が低いので若干タイヤに不安はあったものの、すぐに温まってバンクに不安なし。8の字ウォームではすばやく切り返しができ、フルロックもぐいぐいねじ込めて悪くない。
が。
中盤の大8の字をオーバル書いて、タイムの残るMC、1分30秒。
走っていて細かいセクションの切り返しは決まったように感じたし、ロスを減算したら悪くないポジションでは?
などと思ったが、どう計算しても24秒程度。クラストップは20秒台なので、その感覚のギャップがショック。
練習の感じ、106%程度はキープできてるつもりだったが、これじゃクラスタイム出てない!!
2ヒート、ドライ。
出走前にFタイヤの空気圧に疑問。いつも使ってるゲージと、新しく買ったエトスの究極ゲージの値が全然違う。
熊にゲージの校正をしてもらうと、エトスが正しいと判明。てことは、Fタイヤ、しばらく冷間1.3で走ってた。
マジか。
でも規定値に戻したら、今度ウォームアップで切り返しが決まらなくなる。跳ね返る。きちんと身体を入れないと、跳ね返る。
まあいいか。で出走。
23秒・・・・・・・・・
なんと、公式戦で普通に110%を出してしまいました。
終わった。。。
終了後、ここでトランポで寝たら、完全に引退選手。
ここまで大幅に堕ちた理由は、やはり事務茶屋の講習会的コースにやられて以降の切り返し対策=伸び減衰鬼抜きにあるのではないかと思い、手当たり次第に上位モタードの選手の車体の足をチェックして回る。
やばい、みんな、超ガチガチ。こんなの乗れない。やわらかいと言われている作田選手の足ですら、ガッチンガチンに感じる。ただし、今回のモタード選手で最もいけててかっこよくて最高すぎる廣島のOM選手の足は、俺XR以上にボヨヨヨヨ。そして俺足のぼよぼよ基準セットをしてくれた熊は、やっぱりほぼ同じ程度のぼより。
悩む。多分、メチャメチャ身体が動くなら、今のぼよよんでいい。だけどそれは、モタ選手のなかでかなりのマイノリティ。
一回、セッティング戻して、最低でも106%ラインぐらいに帰ってきてから、もう一度考えるか…などと思ったのだけど。
2ヒート動画
ええと。これは、ツーリング?
開いてない、伏せてない、伸びてない、ひねってない。
これ、人間のやる気の問題じゃないか!?
一言いえるのは、「流して走るなら大会なんか来るな」ですよ
今回の2ヒート、走っている感じでは、フルロックセクション全部失敗したのと、オーバーランとラインの見誤りが1点(巨大8の字侵入で)。
だけど、他の部分はきちんと攻めることができたと感じていた。
が!!!! この動画とのギャップ。ミスを全部改善できて21秒ぐらい。お話にならないレベル。
確かにもう、会場では、冬のあいだに努力してきた人たちのなかで、アウェイ感が半端なかった。
乗れないのも、気持ちが競技に背中向けてるのもしかたない。ただ、そのぶん考えて、試行錯誤重ねて、何より楽しまないと、本気のひとに混じって笑って雑談するような資格すらないと思います。
とりあえず、タイムアタック系練習会へ参加機会を増やして、ぼよんの経験を積むか、元に戻して細かい切り替えしは別の手段で対策を考えるか。
シーズン頭から、屈辱と課題の大会でした。
今回の大会で唯一良かったこと。
なんとノービスでXR650Rの選手が新参!!
ステム周りが重いけど、前後のレートと減衰はやってあるみたいで、気になったのはフロントのストロークカットが少ないぐらい。戦えそうなマシン!!
俺は上記のような感じで半引退でしがみついている感じなので、さっさと上がってきてライバル戦線繰り広げられたら嬉しいのです。