2014年4月28日月曜日

GW入り口的CRF150R、ベスト更新ラッシュ

とりあえず景気のいい記録をつけておいて、後のプレッシャーとする。

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土曜、月例某Z練。TYZM時代にベスト58.5秒の既定路面既定コースにて、「58秒台に入らなければ帰らない」と決意をして、練習に挑む。

帰らないって具体的にどういうことか分からないが、そういっておけばタイムが出なかったときは自分の糞っぷりにトランポ内でモノを投げまくることになる、ではなくて、深い心の傷を残すでしょう。
ちなみに、前回この既定コース、CRFをシェイクダウンした2月は、62秒。3月は59秒にギリギリ入った感じ。そこからリアショックのレートを下げて、全体に減衰抜きぬき方向にして、フォームを変更。一気にベスト1秒更新はキツイ設定ですが・・・・

路面はよく、59.5まではすぐに出る。これは予想通り。そこから苦戦し、午前中ヘロヘロになるまで走って、ようやく昼ごろ58.9が出ました。
でました。
で ま し た (嬉しい

そこからはフォームの固定化に向けた練習。やはり新フォームは、リアががんがんグリップするし、深いバンクでの安心感が半端ないです。
けど、腹筋と僧坊筋がちょー辛い。TYZM時代は主に上腕二等筋と大胸筋が発達したことを考えると、まったく過重をかける方向が逆だというのが良くわかります。そして腕は全然あがらない。

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日曜日、某M練、初めての会場。フラットできれいな路面だが傾斜があり。そして走ってみると、タイヤが全然溶けないでサラっとしている。これはまさに我が地元のコソ練場、CRPの路面と同じ! って全然嬉しくないが、
休戦宣言直後にお声をかけていただき、本当にお世話になっている某M練。恩返しのためには何をも惜しまぬ気持ちです。ということで、ぶっ潰しにいってきた!!!!

指標タイムリーダーは、HYKW選手。CRFに乗り換えて直後に何回か悔しい思いをさせられた(ミニ向きコテコテコースで潰される)B級hmhm選手と2JY選手がいます。あとB級のクレイジーフルバンクIC、クレバーなラインの組み立てで定評のあるKJR、そしてC1中堅数名。

当然、朝一番でも目標は、hmhmと2JYになんとしても並ぶ。あわよくば潰す!ですが、現状完全に格上の選手なので(二人とも競技参戦は僕より後ですふぁっ区)、そんなに楽にいくはずがない。
何かスペシャルな要素、たとえば路面が悪いとか、昔のSGMKのように傾斜があるとか、そこにコテコテコースを作るとか、そういう条件が重なれば……と思ったら、全部重なりましたwww

じぇんじぇん食わない路面に、リッター殺しの傾斜! リッター4発の選手たちときたら、もう下りに差し掛かると「グラビティ!!!!」って感じでバイクが落ちていきます。すごい迫力! ゲイじゃないけど、マジ惚れ惚れします。だがだが、これなら600ssのhmhmもリッターSSの2JY選手も、我がCRFの敵ではない。なぜなら我々は人車合わせて150kgを切っているのである。ふぁっふぁっふぁ。貴様らは重力とでも戦っておれ。いつも酷い目に遭っているので、酷いことを言いまくってやる。

で。
午前中、産廃ぶっちぎりトップタイムに君臨!!!!! 1分15秒台!
HYKW選手は1分16秒9!!!

よく見てみたら、HYKW選手は安達セクションをすげー遠回りしている。
ためしにHYKW選手と同じ回り方をしてみたら、、、15秒9が17秒1まで1.2秒落ちましたorz
いやいやいやいや、ということは、HYKW選手がセクションを正しい回り方をしていても、せいぜい縮むのは1秒少々。ということは、15秒台の戦い! やはりモタードとはいえ、この条件ではミニ有利は覆せないのではないのかあああああ!

と、脳内で俺トップタイムで練習会終了の最高イメージを構築!

しましたが、、

結局産廃、15.5秒止まり。HYKW選手はラインを訂正して、あっさり14秒入りでした。
これが、A級選手。まじHYKW、いつか殺す。。。。。。


にしても! HYKW選手比で、101.039%!!!!????
想定トップタイム比では…103.061%!!!!!!!!!!!!
B級選手を全滅!!
有利な条件が揃いまくったにしても、これは嬉しすぎです。

要するに、公認大会の会場が地盤沈下で傾斜して、公認戦前日の夜に俺が砂をまいておけば、この俺が103%出せるわけですよ。イコールコンディションとはそういうことです。

ですよね!?

2014年4月21日月曜日

ナントカ練講師

現在最もA級に近いB級であるぴたははことぴーちゃん主催の、ジムカーナ初心者向け練習会にて。
またも講師をやらせてもらってきました!
初心者向け?

講師という名の、俺の勉強会。実際、若い選手に教えることは、本当に勉強になります。
走りを観察して、何が足りないのか。何をすれば速くなるのか。自分だったらどうするのか。
いやむしろ、このノービス選手のやっていることは、俺がやれることなのか(え
みたいな。

今回も担当は、昨年8月と同様に「8の字トレイン」です。選手の後ろについて観察し(煽り)、先導して引っ張り。
前回もそうだったけど、綺麗にまとまって走っている選手が、先導して引っ張るとどんどんペースを上げてくる!
持論ですが、「ノービス8の字の罠」ってやつがあって、ここにハマった人は115前後で停滞してしまう傾向があるんです。

綺麗な8の字、最悪スパイラル!!!

8の字の基本は、「ワイドに入ってタイトに出る」です。この基本ができている選手は結構いるのですが……。
1・もっとワイドに入る
2・もっと一気にバンクする
3・もっと深くバンクする
4・もっと奥で舵角を使う
上記4つを意識することで、8の字の間の加速区間をもっとアクセル開けて走ることができます。
つまり、最悪スパイラルとは、8の字走行のバランスとしてはよくできているのだけど、全体的にスピードレンジが低くて、全体的に小さい状態にはまってしまっていること!

組み立てとしては、
アクセル開ける!
ターンインをブレーキ(特にブレーキのリリース)に頼らず、まずボディワークで寝かせてしまう!
寝かせてから、必要ならブレーキを使ってラインを絞り込んでいく
ブレーキでラインを絞り込むと舵角がつくので、それで脱出方向を決める。

上記の組み立てをすることで、全体的なスピードレンジを上げます。
綺麗だけど、上手いけど遅い。。。っていう場合は、このベースのレンジが低いってことが多いと思うのです。

というのが、俺の持論です。もう、15m感覚の8の字ぐらいなら、ブレーキなんか要らんし、20m間隔の8の字ならフルロックには入りません。スピード優先で。

あと、上記組み立てをするためには
1・大前提として、バイクの前後バランスが整っていること。極端に切れ込むバイクではこれができない。
2・大前提として、ある程度グリップしてくれるタイヤであること。
3・人間が死ぬ気で走ること。無理をする。精神力でブレイクスルーする!
が必要です。

参加者で産廃のセクションに来てくれた方がこのブログを読んでくださるかは分かりませんが、復習まで!


で、走りっぱなしで2時間?講師しましたが。もう、午前中だけで、ヘロヘロです。声がガラガラです。
だがしかし!!!
講師陣には昼から、デモランが課せられています!!!
本日の講師は、
A・H川DRZ!!!!
B・主催ぴーちゃん
B・東の転倒王KWMR
C1・パワーバンド木村次期社長KentA
C2・女子AKZモデル体型600ss
そんで俺です。
偉そうなことを参加者にぶっこいたあとで、衆目の集まる中でのタイムアタックというのは!!
公式戦本番以上の本番ですよね。魅せて、タイム出して、ライバルも潰さなければならない。こんなに素晴らしい機会はない。

前回走行(事務茶屋杯)から車両の変更点は、Fの突き出しと舵角増加。
一番大きな変更は、茶屋2hから一気に変えたボディワーク。このボディワークについてはイメージする動画があって(別競技の)、それをみて平日いっぱいイメトレはしてきてあります。
ということで、5本のタイムアタックをしました!!!!

リザルトは!!!!
H川選手 1'05.942
ぴーちゃん 1'08.406 (103.74%)
産廃 1'08.745 (104.25%)

俺以下省略!!!!
わわわわ、悪くないんじゃないですか!?
次期社長はメチャ悔しがり! 転倒王はお約束の転倒をし! AKZさんには1秒差まで詰め寄られてひんやりしましたが、
乗っている感触としてもキレキレで走れました。
目標タイムとしてはやっぱ07秒台ですが、絶好調のぴーより速く走れるはずもないので、現段階ではBESTかと思います。


で、デモランが終わると、ノービスの名を借りた似非ノービスの暑苦しくて見苦しいバトルの観覧です。
ノービス上位の戦いっていうのは、戦いの熱さ自体は上位シードをしのぐ蒸し暑さがあるのですが、
今回も本戦ノービス上位がここにそろっているわけです。
開幕戦優勝のDUKE東郷改め、しばいぬ690
ライバルIKP選手に昇格されてしまい、次戦で昇格しないと全裸で土下座の、にら玉WR
馬鹿の名門チームHUNTER新潟支部より、ストリップ肉球
産廃亡き後唯一のXR650R、ふしえだスパークアレスター

この4名による糞バトルが大変見物でした。バトルのステージは、1分12秒台。講師陣、ヒヤヒヤですね(涙
しばいぬ選手は、スラのみならC1を食う勢いですが、回転とフルロックセクションに死ぬ気が足りません。
にら玉選手は4名の中でもっとも安定性が高いですが、大事なところを浅いバンクでいなしちゃう癖があります。
肉球選手は、貴様HUNTERのユニフォーム背負って練習するなら、負けたら全裸で土下座である。
ふしえだ選手は、この乱暴者!! バンク中に開けすぎたり、開け遅れてバンク探ったり、せっかく鷹揚な650Rが暴れまくりです。

で結果は! デッドヒートの末、ラスト1本まで大したことなかった肉球が、精神力で2秒縮めて持っていきました!
本番でこれができればいいんだけど、スイッチはいるの遅いよ!

その他も見ごたえのある選手がたくさんでした。
リッターSSなのにボディワークのほうが先行してバランス崩す女子とか……杉本嫁の昔にそっくり…
縁石に4回ぐらい乗り上げてもアタック続ける女子とか……
あと2名、プロダクションレースタイヤを履かせたら、即敵認定が必要な選手がいました。やばい。


こういうのがノービスっていうのは、本当に自分がジムカーナを始めた頃には考えられないレベルなんですが、
ジムカーナの面白いところは、反復練習やマシンメイクなどで、多くの選手が一定のレベル=一般ライダーからすると化け物レベル
にまで到達できることかと思います。

僕はこうしたノービスたちの若い芽を摘むことに今後とも全力をつくそうと思うのでした。
以上

2014年4月18日金曜日

開発状況メモ

主に自分メモです。

CRF150R(08)ベース
NSRミニのホイールで12インチ化
フロントブレーキの2ポット化検討
シェイクダウン2月24日 ノーマルFバネ&7.0のリアバネ、ノーマルダンピング
お話にならないので前後リバルブ、フロント0.4 → 3月開幕戦前々日納品 → ぶっつけ開幕戦惨敗

→リア滑り → リアレートダウン6.0 → ぶっつけ茶屋杯B級2位(でも0.7%)

■サスとボディワークの方針推移
進入でリア一気に滑る → 後ろに座れるようにする → ロック過激 → F突き戻しで解決
雨の601グリップしなすぎる → ドライでもスイングアーム入ってない → リアレート下げる
茶屋1ヒート、サス動きすぎる 
→ イニシャルと減衰かける方針もあったが → 「リアに乗ってるとリア加重が取れないことがある」
→ ボディワーク、着座位置、入力など一気に変更

いまここ

2014年4月15日火曜日

XR650Rは、引退じゃあああ!

ずっと放置放置のブログですが、放置している間にXR650Rさんは庭の倉庫送りになりました。
応援してくださった方々、いるのかいないのかわかりませんが、すみません、XRは引退です。

経緯

13シーズン、夏に向けて大幅にライディングスタイル・サスセットの方向性など変更
スイングアームを短くするなど
夏~秋、自分的には絶好調
大して練習していないのに絶好調な感じなのがやる気を削ぐ。。。
練習マジしない
ガチでタイムでない

13年末段階で、もうほぼほぼ引退気分。練習する気にならない。燃え上がる何かがない。

→ だが嫁さんは毎月の辛い抗がん剤治療に耐えぬき、医師より「再発の可能性なしと確信している」との言葉をいただく!!!!

→ 650Rは仕事と兼用できる可能性を模索してチョイスした。実際にはすぐに競技車両になっちゃったけど、狙い通り鷹揚なバイクで、反復練習を詰め込まなくてもそこそこマトモに走ってくれた。



TYZM250R時代のような、情熱が脳内を焦がすような、麻薬的な楽しさはない。


あれから2年以上。上記動画は2011年10月のダンロップJAPAN。生タイムで105%を切るも1ペナで昇格を逃し、C1準優勝。この直後に嫁さんが倒れ、実質上これがTYZMの引退試合になってしまいました。

TZM50Rの車体にMXレーサーのYZ250Rエンジン、後輪で42馬力。一度これを味わってしまうと、120㎏台の車体に60馬力オーバーのXR650Rも、過激とは言い難い。
アドレナリンが足りないんですよ!!!!

確かにジムカーナという競技は、過激なパワーフィールよりも、EG特性の扱いやすさがタイムにつながり易い傾向があります。半ば引退モードだった2年の間には、VTR250の総合優勝が競技界の趨勢を塗り替えました(特にエントリー層~中堅シード層の)。
だけど、自分にとって、競技車両って、そうじゃない。
なんつうか、ガーっとあけたらドカーンでギュルギュルでルルルルルルルルぎゃーーーみたいな。

で、嫁に宣言して、650Rを降ろさせていただくことにしたのです。
「タイム落ちるかもしれないけど、俺が超楽しいと思えるバイクで競技したい。じゃないと、このままフェイドアウト引退することになりそうです、ごめんなさい」

常に、闘病期間中ですら、自分の競技生活を応援してくれ、引退モード中は「悔しくないのか」「恥を知れこのチンカス」ぐらいの炊きつけをしてくれた嫁さんです。オメーが病気でぶっ倒れるから引退モードだったんだべ畜生!っていう突っ込みは一切受け付けぬ、自分のことは常に棚の最上段の嫁さんですから、快く了承してくれました。
「やるなら死ぬ気でやれば?」



ということで・・・・・・


こういうことになりました。



HONDA  CRF150R改 Minimotard

08年のモトクロッサーをベースに、前後NSRミニの12インチをスワップしました!
車体80㎏ありません! 馬力25ぐらいです。
やっぱり12インチのハイパワー車でジムカーナ、最高です(涙
思えば、TYZMを降りて、ずっと心残りだったレースがあるのです。



2010年の近畿ダンロップ杯@神戸です。このとき、確か生タイムでは勝ったかもしれない?けど、内容的に絶対にこの人には敵わんわーというミニジムカーナ乗りを目撃したのでした。


この人です。
関東には、我がチーム、そして日本を代表するミニ変態ジムカーナ選手・角谷@NSR80改CRF250Rエンジンがいますが、この大越選手@KSRは西日本を代表する12インチ乗り。完璧な加重、シームレスな回転、ビューーーーティフルです!!

このOKS選手に喧嘩の売り逃げをしたままっていうのが、すっごい心残りだったのです。そしてあわよくば、あの域に達したい!!!!!


と思って、12インチに返り咲きしたと思ったら。。。。。。

なんか凄いのが。。。。。。。
https://www.youtube.com/watch?v=KpV6KfrxRZs


まずは彼からつぶします。
14シーズンは、公式戦は全戦エントリーの予定です。
シーズン中盤にはクラス表彰台には戻りたい。