2014年4月21日月曜日

ナントカ練講師

現在最もA級に近いB級であるぴたははことぴーちゃん主催の、ジムカーナ初心者向け練習会にて。
またも講師をやらせてもらってきました!
初心者向け?

講師という名の、俺の勉強会。実際、若い選手に教えることは、本当に勉強になります。
走りを観察して、何が足りないのか。何をすれば速くなるのか。自分だったらどうするのか。
いやむしろ、このノービス選手のやっていることは、俺がやれることなのか(え
みたいな。

今回も担当は、昨年8月と同様に「8の字トレイン」です。選手の後ろについて観察し(煽り)、先導して引っ張り。
前回もそうだったけど、綺麗にまとまって走っている選手が、先導して引っ張るとどんどんペースを上げてくる!
持論ですが、「ノービス8の字の罠」ってやつがあって、ここにハマった人は115前後で停滞してしまう傾向があるんです。

綺麗な8の字、最悪スパイラル!!!

8の字の基本は、「ワイドに入ってタイトに出る」です。この基本ができている選手は結構いるのですが……。
1・もっとワイドに入る
2・もっと一気にバンクする
3・もっと深くバンクする
4・もっと奥で舵角を使う
上記4つを意識することで、8の字の間の加速区間をもっとアクセル開けて走ることができます。
つまり、最悪スパイラルとは、8の字走行のバランスとしてはよくできているのだけど、全体的にスピードレンジが低くて、全体的に小さい状態にはまってしまっていること!

組み立てとしては、
アクセル開ける!
ターンインをブレーキ(特にブレーキのリリース)に頼らず、まずボディワークで寝かせてしまう!
寝かせてから、必要ならブレーキを使ってラインを絞り込んでいく
ブレーキでラインを絞り込むと舵角がつくので、それで脱出方向を決める。

上記の組み立てをすることで、全体的なスピードレンジを上げます。
綺麗だけど、上手いけど遅い。。。っていう場合は、このベースのレンジが低いってことが多いと思うのです。

というのが、俺の持論です。もう、15m感覚の8の字ぐらいなら、ブレーキなんか要らんし、20m間隔の8の字ならフルロックには入りません。スピード優先で。

あと、上記組み立てをするためには
1・大前提として、バイクの前後バランスが整っていること。極端に切れ込むバイクではこれができない。
2・大前提として、ある程度グリップしてくれるタイヤであること。
3・人間が死ぬ気で走ること。無理をする。精神力でブレイクスルーする!
が必要です。

参加者で産廃のセクションに来てくれた方がこのブログを読んでくださるかは分かりませんが、復習まで!


で、走りっぱなしで2時間?講師しましたが。もう、午前中だけで、ヘロヘロです。声がガラガラです。
だがしかし!!!
講師陣には昼から、デモランが課せられています!!!
本日の講師は、
A・H川DRZ!!!!
B・主催ぴーちゃん
B・東の転倒王KWMR
C1・パワーバンド木村次期社長KentA
C2・女子AKZモデル体型600ss
そんで俺です。
偉そうなことを参加者にぶっこいたあとで、衆目の集まる中でのタイムアタックというのは!!
公式戦本番以上の本番ですよね。魅せて、タイム出して、ライバルも潰さなければならない。こんなに素晴らしい機会はない。

前回走行(事務茶屋杯)から車両の変更点は、Fの突き出しと舵角増加。
一番大きな変更は、茶屋2hから一気に変えたボディワーク。このボディワークについてはイメージする動画があって(別競技の)、それをみて平日いっぱいイメトレはしてきてあります。
ということで、5本のタイムアタックをしました!!!!

リザルトは!!!!
H川選手 1'05.942
ぴーちゃん 1'08.406 (103.74%)
産廃 1'08.745 (104.25%)

俺以下省略!!!!
わわわわ、悪くないんじゃないですか!?
次期社長はメチャ悔しがり! 転倒王はお約束の転倒をし! AKZさんには1秒差まで詰め寄られてひんやりしましたが、
乗っている感触としてもキレキレで走れました。
目標タイムとしてはやっぱ07秒台ですが、絶好調のぴーより速く走れるはずもないので、現段階ではBESTかと思います。


で、デモランが終わると、ノービスの名を借りた似非ノービスの暑苦しくて見苦しいバトルの観覧です。
ノービス上位の戦いっていうのは、戦いの熱さ自体は上位シードをしのぐ蒸し暑さがあるのですが、
今回も本戦ノービス上位がここにそろっているわけです。
開幕戦優勝のDUKE東郷改め、しばいぬ690
ライバルIKP選手に昇格されてしまい、次戦で昇格しないと全裸で土下座の、にら玉WR
馬鹿の名門チームHUNTER新潟支部より、ストリップ肉球
産廃亡き後唯一のXR650R、ふしえだスパークアレスター

この4名による糞バトルが大変見物でした。バトルのステージは、1分12秒台。講師陣、ヒヤヒヤですね(涙
しばいぬ選手は、スラのみならC1を食う勢いですが、回転とフルロックセクションに死ぬ気が足りません。
にら玉選手は4名の中でもっとも安定性が高いですが、大事なところを浅いバンクでいなしちゃう癖があります。
肉球選手は、貴様HUNTERのユニフォーム背負って練習するなら、負けたら全裸で土下座である。
ふしえだ選手は、この乱暴者!! バンク中に開けすぎたり、開け遅れてバンク探ったり、せっかく鷹揚な650Rが暴れまくりです。

で結果は! デッドヒートの末、ラスト1本まで大したことなかった肉球が、精神力で2秒縮めて持っていきました!
本番でこれができればいいんだけど、スイッチはいるの遅いよ!

その他も見ごたえのある選手がたくさんでした。
リッターSSなのにボディワークのほうが先行してバランス崩す女子とか……杉本嫁の昔にそっくり…
縁石に4回ぐらい乗り上げてもアタック続ける女子とか……
あと2名、プロダクションレースタイヤを履かせたら、即敵認定が必要な選手がいました。やばい。


こういうのがノービスっていうのは、本当に自分がジムカーナを始めた頃には考えられないレベルなんですが、
ジムカーナの面白いところは、反復練習やマシンメイクなどで、多くの選手が一定のレベル=一般ライダーからすると化け物レベル
にまで到達できることかと思います。

僕はこうしたノービスたちの若い芽を摘むことに今後とも全力をつくそうと思うのでした。
以上

7 件のコメント:

  1. 乙っした!

    大会では殺すっ!!!!!!!!!!!




    ここを見てるナントカ練参加してるノービスの方~
    産廃さんみたいな人になっちゃだめでs(rywwwwwwwwwwwwwwww

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    1. おお~~~
      正直俺は、休戦状態中の2年でケンタは手の届かないところに行ってしまったと思っていたので、素直に絡めてうれしいです。

      ぶ っ 潰 す ! !

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  2. 講師ありがとうございました。
    D杯ではもっと狂気に溢れたエグい回転を見れることを楽しみにしています。
     
     
    僕の方はナントカタイムアタック一本目からB,C,D班のトップタイムを上回り、A班全員に喧嘩を売るのに成功しましたが、大人げない年上3人に負けてしまい、非常にぐや”じい”結果でした。

    次の大会ではノービスのフリした茶屋D共を駆逐してやります。

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    1. クレイジーな回転をみせてやるぜい!!!

      とりあえず4人は同時昇格の可能性があるので、がんばって優勝昇格を狙いましょう。
      とはいえ開幕戦リザルトみると、ノービス上位でいつあがってもおかしくないのが10人ぐらいいるのな!!!  激戦勝ち抜かれよ

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  3. 産廃さん、しばいぬ690です!先日は講師ありがとうございました!
    長文で大変恐縮なのですが暑苦しい戦いを制することが出来ずヒジョーに悔しいのでいくつか教えて下さい。
    ブログの中で8の字の基本ということで下記1~4を挙げられてます。

    1・もっとワイドに入る
    2・もっと一気にバンクする
    3・もっと深くバンクする
    4・もっと奥で舵角を使う

    1~3までは判るのですが、4のもっと奥で舵角を使うと云うのはどう理解すれば良いのでしょうか?フルロックに持ち込めてないからもっと奥で「今以上に舵角を増やせ」と云う意味なのか、それとも舵角深めるタイミングが早すぎるから「今の位置よりももっと奥で」舵角(=フルロック)に持ち込むべしととらえれば良いのか、どちらでしょうか?

    それとターンインをブレーキ(特にブレーキのリリース)に頼らず、まずボディワークで寝かせてしまう!とおっしゃられていますが、FRブレーキで荷重増やしてグリップ増さないと怖くて寝かせられそうにありませぬ。8の字追っかけっこの際にも言われましたが、回転とフルロックセクションに死ぬ気が足りないのが原因?まず寝かす、ってのが非常に怖いですToT

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    1. しばいぬさんどうも!!!
      4については、「舵角深めるタイミングが早すぎるから「今の位置よりももっと奥で」舵角(=フルロック)に持ち込むべし」が正解です。
      加速区間でアクセルが開いていて、速度を保ったままバンクに入れば、必然的にそうなりますよね。柴犬さんは基本的にできてるので、次の段階。加速区間でアクセルが開いていて速度を保ったままバンクして入って、「かつ早く開けるためにはどうするか」です。ここの部分があまりできていないから、現状でフルロックセクションが遅いしでかい。死ぬ気が足りないといったのは、この部分です。

      ただ、DUKE乗ったことないんで分かりませんが、相当トルクの押しが強いマシンだとは思います。アクセルを閉じて進入してもどんどんエンジンがバイクを前に出しちゃうマシンだと、ブレーキがないと寝かせてもはらむ一方ですよね。
      リッター4発でアイドリングを超上げてるマシンとかだと、本当にブレーキを積極的に使わないと後半回っていきませんから、それはまた別のライディングの組み立てが必要だと思います。
      ただ、ブレーキを使わないと寝かした瞬間フロントが外に逃げたりリアがぶっ飛ぶとかなら、それはセッティングの問題だと思います。
      このへん、中堅シードのモタード系ではなく、トップでSSにもモタにも乗れる選手に試乗してもらって、意見聞いたほうがいいでしょうね。OOTK選手とか、うちの小崎とか。中堅であればジャポニカとか。

      がんばれ~~~~~

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    2. 参拝さん、しばいぬです。とても分かり易い解説有り難うございます!確かに今は速度保てずかなり殺しながら侵入してるので意図したところよりも早くパイロンに付いてしまって加速するにはやり辛い感があります。次回からは速度殺さずバンク優先、もっと奥でフルロックを意識してみます!

      追伸
      トップ選手様の試乗ですがとても恐れ多くて尻込みして仕舞う。。。
      でも次回D練J練では勇気を出して小崎サンやOOTKサンに声掛けてみます!

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