2012年6月5日火曜日

XRは業務車両兼任


公道登録可能状態が前提という特殊なレギュレーションのジムカーナは、「普段乗っているバイクで参戦できる」ことが魅力といわれています。実際、エントリー層には自走も多く、B級でも自走がいるぐらい。とはいえ、多くのシード選手は公道での使用はしていませんし、保安部品なども公道走行即可能という状態ではありません。自分の過去の競技車両、SRXとTYZMの画像を見ていただいて分かるとおり。

実はXRを選んだ理由には、「あまり練習に集中できないならば、普段乗ってシンクロ高めておける車両」という着眼点もありました。自分は仕事で週に200~300kmぐらいを移動するのですが、大雨や雪、スーツ着用の移動でない限り、バイクで移動しています。一回の移動距離は100km少々で、大半は高速道路。高速以外は都心の渋滞の中のことが多いです。この移動と競技の両方ができる車両を悩んだ結果、XRという選択が残ったのです。

とりあえず、前回までのセットアップで、吊るしの足でもなんとかC1シードタイムは出せるようです。もっと身体が使える選手が乗れば、もう2~3%はいけそう。つまり、XR650Rは、吊るしの足にモタードホイールを入れるだけで、競技ジムカーナで中堅シードにはなれる車両といえます。」
悪くない。
が!
果たしてXRは仕事移動に使用できるのでしょうか?

よく、XR650Rは振動が激しく高速走行が厳しいということが言われているようです。
実際、ジムカーナのセットで公道を走ると、スゲー振動で特に低回転域のパーシャル走行(たとえば5速で90km/h巡航とか)がきつい。高速などでのギャップの突き上げも厳しいです。
ですが、1ヶ月仕事で使ってみて気づいたことには、パーシャルの振動についてはキャブのPASとニードルが決まっていれば、十分軽減可能ということ。
サスについては、公道を流して走るためにはバネレートが高いようです。これも、圧ダンパーを抜いて入りをよくしてやり、伸びを締めこんで戻ってきすぎないようにすれば……なんだ、高速道路も継ぎ目を感じずに走ることができます。

あまりまったりペースだと、低開度パーシャルから少し戻して少しあけてというところで挙動が大きく、右手に集中せざるをえませんが、半クラッチでバックトルクの制御と開け始めの駆動の角を取れば、それも解消方向なので、左手が疲れる以外に問題はなし。

以前自分はFJ1200を仕事に使っており、XR650Rの前はスプロケをロングに振ったXLR250Rを使っていましたが、
FJは積載最高、高速最高(小雨なら濡れないウィンドプロテクション)、一瞬で180。ただし重いでかい置くとこ選ぶ、すり抜け面倒。走っていて退屈。燃費最低(11とか…)。
XLRは箱積めば積載十分、高速はロングに振って110巡航なら楽になりましたが、加速辛い。すり抜けそこそこ。走っていて高速は非常に退屈。燃費30は非常に満足。
XRは、箱積んでないので積載×。下道70ぐらいですり抜けできないと流れで走るのが苦痛。高速はFJほどではないがワープ感覚があり、燃費考えなければ150巡航可能、いちばん楽な巡航は120、100巡航は燃費考えなければ4速で走ると楽。下道も高速も非常にエキサイティング。ただし純正ハンドル幅でのすり抜けは微妙。燃費は平均して17。ちょっとあけるとすぐ16台に落ちる。

このような印象になります(数字の単位はkm/hではないかもしれません)

吊るしの足では、十分に仕事に使えると感じました。
前後のバネレートを上げても圧ダン抜けば、高速巡航もさほどつらくないのではないかと考えています。というか、願っています。
どうでしょう。続報待て。

って誰が読んで誰が参考にするのか分かりませんが。




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